ED46形は、1959年(昭和34年)8月、国鉄と日立製作所の共同設計で誕生した日本初の交直両用電気機関車です。
日本初の交直両用電気機関車としてたった1輌のみの製造、そして誕生から解体まで16年、しかもその間の本線仕業は僅か数年でしたが、今なお、我々に鮮烈なインパクトを残した1輌です。
常磐線取手以北(藤代~勝田)の交流電化開業に先立ち、直流区間と交流区間を直通する試作機として誕生したこの機関車は、
直流電気機関車の構造を基に、交流区間では整流器や変圧器等を介して、直流電動機を駆動する方式が採られました。
旅客用として計画された経緯から、電気暖房装置も搭載しています。
これら交流用機器等の搭載による重量増から、幹線用電気機関車としては初めて1台車1電動機方式を採用、車体構造の変更や補機類の小型化とあわせて、軽量化が図られています。
外観では、緩やかに傾斜した前面窓とパノラミックウインドウの組み合わせや、前照灯にシールドビームを採用する等、国鉄電気機関車初の試みが見られます。
そして何より注目を集めたのが、その塗装でした。赤みの強いピンクの車体色に、流れるような銀色の帯を纏ったその姿は、切り上がった独特な形状のスカートと相まって、それまでの電気機関車とは一線を画す、斬新なものでした。
本製品は日立製作所での落成時の姿を模型化いたしました。
ナンバー、標記類貼付け済
- スケール・ゲージ
- 1:80 16.5mm/HOゲージ
- ボディ材質
- 真鍮
- 最小通過半径
- R610mm ポイント6番以上