D50形は1923年(大正12年)から1931年(昭和6年)までに380輌が製造された貨物用テンダー式蒸気機関車です。
それまでの貨物用主力機9600形に比べ、牽引力は一挙に約1.4倍となり、同時期に製造された旅客用機C51形とともに、日本の蒸気機関車を飛躍的に大型化、高出力化しました。
当初は9900形を名乗り、1928年(昭和3年) 10月に形式変更されました。そのため276号機までは9900形として落成しています。
D60形は第二次大戦後、貨物輸送の減少と主要幹線の電化区間延伸に伴い、D50形を線路等級の低い丙線へ転用するため、従輪を2軸化する等の軸重軽減改造によって誕生した形式です。
1951年(昭和26年)から1956年(昭和31年)に掛けて78輌が改造され、2軸従台車を履くテンダー機(60代形式)の中で最多輌数を誇りました。北海道から九州まで広く配置され、丙線の貨物輸送等を担いました。
本製品のモデルの1号機は、広島工場式とも呼ばれる大型の集煙装置を装備したD60形トップナンバーで、元D50形162号機です。
冬期は大型のスノープロウを装備していました。
一貫して山口線で活躍しましたが、組織改変により配置区の名称は、津和野機関区→山口線管理所津和野支所→ 山口線管理所と変更されていきました。
- スケール・ゲージ
- 1:80 16.5mm/HOゲージ
- ボディ材質
- 真鍮
- 最小通過半径
- R710mm ポイント6番以上
- 模型仕様
- ●前照灯/前部標識灯、テンダー主灯/後部標識灯、キャブライト LED点灯(ON/OFFスイッチ付)
- 付属品
- ●スコップ
●火掻き棒(長/短)
●暖房ホース