南海電鉄では1973年の昇圧工事を控え、1500Vに対応する新型通勤電車の大量投入を行いました。1969年から4両固定編成と2両固定編成が合計152両が製造されたのが21m級両開き4扉車体を持つ7100系で、当時の南海電鉄で最大の両数を誇りました。1970年に製造されたグループからは製造当初から冷房が搭載されており、サービス向上に大きな役割を果たしました。
4箇所の客用扉の間に2連の一段下降窓を配置、中間車では前後非対称となるスタイルが本形式で確立されて、以降の南海電鉄通勤車の標準形態となりました。
1989年より順次更新工事が行われており、後期に更新されたグループでは前面、側面とも方向幕が大型化されたほか、前面貫通扉へのナンバー表記、スカートの設置によって表情が変化しました。
南海本線の各種列車に投入されており、中でも10000系「サザン」と併結した特急一般車運用が花形と言えますが、近年では後継形式の増備に伴ってその数を減らしています。
2024年8月には登場55周年を記念し、4両編成1本が往年の濃淡グリーン色のツートンカラーに塗り替えられて「復元塗装車」として運行を開始しています。
《製品特徴》
●2024年8月に登場した、懐かしい濃淡グリーン色の7100系復元塗装を製品化
- スケール・ゲージ
- Nゲージ
- セット内容
- ●7169
●7893
●7894
●7170(M)
- 付属品
- ●行先シール
●連結用AEカプラー