ED75形700番代・ED79形 交流電気機関車 真鍮製 16番ゲージ[1:80スケール 16.5mm/HOゲージ]

商品説明/実車解説

ED75形は交流電気機関車の標準型を目的に1963年（昭和38年）から1983年（昭和58年）までの間に302輌が製造されました。
使用用途は特急客車から貨物列車等と幅広い機関車でした。配置先は、北は函館本線から南は鹿児島本線の幹線で、それぞれの地域に合わせた仕様で番代分けされました。
その中の一つED75形700番代は、1971年（昭和46年）に電化開業した日本海縦貫線（秋田～青森間）に増備された機関車です。
それまでのED75形をベースに。機器類の小型軽量化により屋上機器を室内に納め、耐寒耐雪装備の他に塩害対策を施しました。
運転室に扇風機を取り付け、扇風機カバーが屋根にはりだしたためパンタグラフの位置は中央寄りに移り、下枠交差形のPS103を搭載、正面の通風孔を廃止、飾り帯は腐食対策のために塗装を施し、尾灯は外ばめ式に変更されました。
735号機以降では、単機増圧ブレーキが追加され、738号機以降はパンタグラフの断路器が変更されています。
今回、唯一現役である700番代の738号機以降をプロトタイプとして国鉄時代の台形大型の電暖表示灯を付けたタイプ、ジョイフルトレイン《オリエントサルーン色》に塗装された751号機、JR東日本所有756号機～759号機の3タイプを模型化いたしました。

ED75形700番代から改造されたED79形は、1988年（昭和63年）青函トンネルを含む津軽海峡線開業で使用するため誕生した機関車です。
本務機の0番代と補機用の100番代に分かれ、前車は青函トンネル内の連続勾配に対処するため抑速回生ブレーキが取り付けられ、屋根上の銀色の抵抗器カバーが異彩を放っております。その他110km/h運転のため歯車比の変更や専用のATC-L型の取り付け等が主な改造点です。
0番代が21輌、100番代が13輌改造されました。人気の特急「北斗星」や「海峡」等の旅客列車は単機で、貨物列車は100番代との重連で活躍しました。
今回は、0番代と100番代をプロトタイプとして模型化いたしました。

• 品番12083/12084：JR東日本商品化許諾済
• 品番12085/12086/12087：JR北海道商品化許諾済